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さくらのホームページ教室

ドメインにwwwは必要?2021年版、最新のWebサイトURLの決め方講座

wwwはあった方がいいのか、リダイレクトは必要なのか、httpsにした方がいいのかなどなど、WebサイトのURLを決めるには考えなければいけないことがたくさんあります。今回はそんなWebサイトのドメイン決めについて、2021年最新事情を盛り込んでご紹介します。

ドメインにwwwは必要なのか?必要ないのか?

Webサイトのドメイン決めの際に最も悩むのがこのポイント。www.example.jp にするのか、よりシンプルにするために example.jp にするのか。ずばり、最新事情を盛り込むと「wwwはあったほうがよい!」です。

まず前提として、SEOやその他の技術的な問題でwwwはあってもなくてもどっちでもいいと言われています。しかしここで、昨今注目のサイト表示速度高速化&負荷対策機能である「CDN」を考慮する必要があります。CDNとはContent Delivery Networkの略で、キャッシュサーバーを使ってWebサイトの表示を高速化したり、負荷耐性を高めたりできます。このCDNを使う際の制限の1つに「wwwなどのサブドメインがついたドメインじゃなければいけない」という場合があります。これはDNSの仕様によるものですが、今回詳しい説明は割愛します。
※さくらのクラウドDNSのようにサブドメインが無くても利用できるネームサーバーもあります。

さくらのレンタルサーバのCDN連携機能である「コンテンツブースト」でも、wwwがついているドメインでなければ設定できないという制限があります。

また、wwwはあってもなくてもどっちでもいいという条件の前提には「リダイレクトを行うこと」があります。つまり、サイトのURLを www.example.jp とした場合、 example.jp にアクセスがあった場合は www.example.jp へアクセスを転送する必要があります。

さくらのレンタルサーバでは、このリダイレクトを簡単に設定する機能も用意しており、サーバコントロールパネル上でwwwありなしどちらのURLにでもリダイレクトを設定することができます。例えば、wwwありのURLにしたいのはやまやまだけど、長くなるんだよなぁとお悩みの場合、印刷物などにプリントするURLは example.jp にして、実際のサイトURLはwwwをつけるといったこともできます。

さらに、現在トップシェアのGoogle Chromeブラウザでは、wwwがあってもなくてもアドレスバー上の表示は example.jp となるため、将来の拡張性を考えてwwwをつけておくデメリットが無い状況になっています。

httpsにした方が良いのか?

http://www.example.jp とするのか、 https://www.example.jp にするのかについては、2021年現在は、どうしてもガラケー(フィーチャーフォン)で閲覧させたい!という強い事情が無い限りは「https」にするのが良いでしょう。

httpsにするのは、いわゆるサイトをSSL化して通信を暗号化するということですが、新規サイトを作る場合は最初からSSL化しておいた方が公開後にSSL化の作業を行うよりも断然楽になります。
以前はSSL化する場合にSSL証明書を購入する必要がありましたが、さくらのレンタルサーバでは2018年より無料SSL機能を利用可能にし、無料でhttpsが利用できるようになっています。金銭的負担もありませんし、SSL化しないとChromeなどのアドレスバーに「保護されていません」と表示されることを考えるとhttpsにしない理由はかなり絞られてきます。SEO的にも、SSL化されたサイトは検索順位でも多少有利になることがアナウンスされています。冒頭に書いたように、最新のSSL仕様に対応していないガラケーサイトを作る場合以外はhttpsにすることをおすすめします。

なお、さくらのレンタルサーバのリダイレクト機能はhttp→httpsに設定することもできます。URLを打ち込む際にhttp/httpsを入れない人がいることも考慮して、リダイレクトを設定することをおすすめします。

TLD(ドメインの種類)はSEOに影響するのか?

.com、.netといったメジャーなドメインの種類を使わないとSEO上不利になるという記事をたまに見かけます。実際に大手サイトがマイナーなドメインから.comに変更した際に検索トラフィックが2倍になったという事例もあるようです。本来、ドメインの種類によってサイトの良し悪しが判断されるというのは検索エンジンとして正しい挙動なのか?という思いはありつつ、「メジャーなドメインにしておけば無難」という判断が正しいのかもしれません(断言できなくて申し訳ありません)。

SEOについてはGoogleから公式にアナウンスされていない情報ですが、比較してみると「どうも正しそう」といった情報も多いため確実にそうであるとは言えないのが悩ましいところです。ただ、マイナーなドメインは高価な場合が多く、例えば .ki ドメインで「gen.ki」 を取得した場合、年間11万円も掛かります。こういった費用で考えてみるのも良いかもしれません。

また、SEOではないですが「見たことあるドメイン」の安心感は、フィッシングサイトが増えている昨今では重要です。会社のサイトなどであれば、 .co.jp は1社につき1ドメインの原則があるので非常に安心で、 jpドメインも日本在住でなければ取得できないことになっているので安心感は高まります。「日本のサイトである」ということをアピールすることにも使えるため、人気のドメインです。さくらのドメインでは、com/net/org/jp/co.jpなどのドメインが簡単に取得できます。

まとめると、サイトのURLは https://www.example.jp のように、通信が暗号化されるSSLに対応し、必要な時にCDNが使えるようにwwwがついている。さらによく知られたドメインにするのがベターという感じになりました。Chromeではhttpsにしないと警告が表示されるほか、wwwがついていてもアドレスバーには表示されないという最新仕様も後押ししています。さくらのレンタルサーバでは面倒なスクリプトを書かなくてもコントロールパネルでリダイレクト設定できる機能や、CDN連携機能、無料SSL機能を搭載しており、あなたのWebサイト運営をサポートします!

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執筆 谷口 元紀

さくらインターネット大阪本社勤務。さくらのレンタルサーバ、SSL/ドメイン、CDNのサービス企画を担当しつつライター、イベントでのスピーカーなども兼務。